総務省が発表した2025年4月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で+2.2%となり、引き続き物価が上昇傾向にあります。昨年の同月(2024年4月)は+3.5%だったため、やや鈍化していますが、依然としてインフレ基調が続いています。
過去3年の4月CPI上昇率
- 2023年4月:+3.7%
- 2024年4月:+3.5%
- 2025年4月:+2.2%
物価上昇が家計に与える影響(例)
平均的な4人家族の月間支出に当てはめてみると、次のような変化が見られます。
支出項目 | 昨年(2024年) | 今年(2025年) | 増加率 |
---|---|---|---|
食費 | ¥45,000 | ¥48,500 | +7.8% |
電気代 | ¥11,000 | ¥11,800 | +7.3% |
ガソリン代 | ¥13,000 | ¥14,400 | +10.8% |
今後の見通しと対策
日本銀行は2025年下半期には物価上昇率が1.8%程度まで鈍化する可能性があると見ています。ただし、エネルギー価格や円安の影響によっては再び上振れするリスクもあります。
家計防衛策としては、次のような方法が考えられます:
- 電力・ガスのプラン見直しで固定費削減
- ふるさと納税を活用した生活必需品の確保
- インフレに強い資産(インデックス投資や金など)への分散投資
まとめ
物価の上昇は家計にじわじわと影響を及ぼしますが、数字で把握し、早めに対策を打つことでダメージを最小限に抑えることができます。今後もCPIや円相場の動向に注目していきましょう。
※データ出典:総務省統計局「消費者物価指数(2025年4月)」
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