証券会社への不正アクセスが増加中
近年、ネット証券の利用者が急増する中で「証券会社 不正アクセス」や「証券口座 ハッキング」に関する相談も増えています。
証券会社は金融機関であり、ハッカーにとっては非常に魅力的なターゲットです。
実際に、不正ログインによる資産流出の被害事例も報告されています。
実際に起きた不正アクセスの被害事例
ある利用者は、深夜に証券口座に不正ログイン通知が届き、翌朝には保有していた株式が勝手に売却されていました。
調査の結果、第三者による不正アクセスが原因と判明。
幸いにも、証券会社の補償制度により損失はカバーされましたが、気づくのが遅れていたら全額を失っていた可能性もあります。
不正アクセスの主な原因
証券口座への不正アクセスは、次のような原因で発生することが多いです。
- フィッシングメールによるパスワード漏洩(金融庁の注意喚起はこちら)
- ID・パスワードの使い回し
- 二段階認証の未設定
- 公衆Wi-Fi利用中のログイン
特にフィッシング詐欺やSNS経由の情報流出は、現在急増中です。
被害を防ぐための5つの対策
- 強固なパスワードを設定する
英数字・記号を組み合わせた10文字以上のパスワードを使いましょう。 - 二段階認証を必ず有効に
詳しい設定方法は、IPAのセキュリティ対策ページをご参照ください。 - 定期的にログイン履歴を確認
身に覚えのないログインがないか、月に1回は確認を。 - フィッシングメールに注意
証券会社を装ったメールやSMSは開かず、公式アプリやサイトからログインしましょう。 - 証券会社のセキュリティ情報をチェック
参考:日本証券業協会のセキュリティ情報
被害に遭ったらどうする?
もし不正アクセスの被害に遭ったら、以下の手順をすぐに行いましょう。
- 証券会社に連絡し口座を凍結
- 警察に被害届を提出(警察庁:サイバー犯罪対策)
- パスワードを変更し、他のサービスでも同様のIDを使っていないか確認
- 二段階認証をすぐに設定
- 必要に応じて弁護士
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