米中関税が115%に「引き下げ」?
「関税115%に引き下げ」と聞くと、ピンとこない方も多いかもしれません。実は、これまで中国からの一部輸入品には最大200%以上の関税が課せられていたのです。今回の米国の政策変更により、それが115%に「緩和」されました。これを受けて、投資家心理が改善し、主要な株価指数が反発しています。
株価指数が反応した理由とは?
市場が大きく反応した理由は大きく3つあります:
- 関税引き下げにより企業の利益圧迫リスクが軽減
- 米中関係の改善期待が高まった
- 投資家のリスクオン姿勢が回復
特にテクノロジー関連株や輸入比率の高い消費財セクターが買われ、S&P500やナスダックは大幅に上昇しました。
含み損から含み益へ転換!
2024年末に中国関連銘柄を中心にポートフォリオを組んでいた方は、
年明けからの関税強化で一時は20%以上の含み損を抱えていたと思います。
しかし、今回の関税「緩和」報道をきっかけに、株価が一気に回復。
わずか2日で含み損が消え、現在は5%以上の含み益に転じています。
特に上昇が顕著だったのは、アリババ(BABA)やJDドットコム(JD)など。
これらは米中摩擦の影響を強く受けていたため、関税の見直しはまさに「追い風」となった形です。
株価の一喜一憂は不要。大切なのは“長期目線”
今回の関税緩和で株価が急騰したとはいえ、こうした上げ下げに一喜一憂していたら、心が持ちません。
私自身も、過去に株価が下がったときに焦って売ってしまい、後で後悔した経験があります。
大切なのは、自分が「なぜその銘柄に投資しているのか」という軸をしっかり持つこと。
一時的な変動よりも、長期的な成長性や価値に目を向けることで、感情に振り回されない投資ができます。
ニュースや相場に敏感になるのも悪くはありませんが、「株価変動はノイズ」と割り切る姿勢も時には必要だと、私は思います。
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